FPゴルゴたんの米国株投資

FP資格を持っていても稼げないゴルゴたんが悪戦苦闘しながら米国株投資をして思ったことをゆるくスナイプしていきます。

【銘柄研究】ロウズ決算をやさしく解説!FY25ガイダンスはどう読む?|Lowe’s(LOW)Q3決算レビュー

はじめに

住宅関連株って、どうしても「景気に左右されやすい」「難しそう」というイメージがあるかもしれません。私自身、これまでホームセンター系の企業は決算を読む優先度が低めでした。ただ、資産形成を進めていく中で、景気動向に敏感な企業の決算を読むことは、視野を広げる意味でもかなり大事だと実感しています。

今回は、そんな中で発表された ロウズ(Lowe’s)Q3決算 をサクッと深掘りしていきます。ホームデポと並ぶ大手ホームセンターの決算は、住宅市場やDIY需要を知る上でも良い指標になるので、私自身も毎回チェックしています。

時間外取引で株価が +4% 動いた理由を含めて、今回のポイントをわかりやすくまとめます。

月足チャート

 


目次

  1. ロウズ(Lowe’s)Q3決算のポイント
  2. EPSは好調、売上は未達。その背景は?
  3. FY25ガイダンスは市場とほぼ一致?
  4. なぜ時間外で株価が上昇したのか
  5. 業界のトレンドと、私が感じたポイント
  6. ロウズは投資対象としてどう見える?(私の考察)

1. ロウズ(Lowe’s)Q3決算のポイント

まずは概要を一気に整理します。

■ Q3決算速報

  • EPS:予想$2.95 → 結果$3.06(◎)
  • 売上高:予想$21.84B → 結果$20.81B(×)
  • 売上成長率:+3.2% YoY

■ FY25ガイダンス(通期)

  • EPS:予想$12.27 → 新ガイダンス$12.25(ほぼ一致)
  • 売上高:予想$85.66B → 新$86.0B(上振れ)

売上はミスしているのに、株価は時間外で上昇しています。
ここにロウズらしさがあります。


2. EPSは好調、売上未達。その背景は?

今回の決算は「質を伴ったEPSビート」という印象でした。

● 売上が予想に届かなかった理由

  • プロ顧客(建築業者)の需要が鈍かった
  • 住宅着工件数が伸び悩み
  • 景気の不透明感で大型のDIY案件が減った

という典型的な理由です。

ロウズの場合、ホームデポほどプロ顧客の比率が高くないものの、やはり住宅市況の影響は避けられません。

ただし、売上が鈍っても利益を出せる体質がロウズの強さ。
在庫管理、値付け戦略、プライベートブランド改善など、しっかり利益率を確保してくるのがこの会社の特徴です。


3. FY25ガイダンスは市場とほぼ一致?

ここが今回の最重要ポイントでした。

● EPSは事実上「コンセンサスに寄せた」

市場予想:$12.27
ガイダンス:$12.25

ほぼ一致なので、ネガティブではありません。
むしろ 「無難にまとめてきた」 という評価。

● 売上はコンセンサスを上回った

予想:$85.66B
ガイダンス:$86.0B

こちらはプラスのサプライズでした。

実は機関投資家はEPSよりも 売上の安定性 を重視しており、
「底打ち感が見えてきたか?」 と受け止められたのがポイントです。


4. なぜ時間外で株価が+4%上昇したのか



普通に考えれば、

  • 売上ミス → 下がるはず

ですが、上昇した理由は以下の通り。

★ 株価上昇の理由

  1. EPSはしっかりビート
  2. 売上ガイダンスが予想を上回った(地味に大きい)
  3. 在庫・利益率が良好で「悪材料がない」
  4. 住宅市場が底を脱しつつあるとの期待

特に「悪材料が出なかった」というのが大きいです。

米国株、とくに小売りは ネガティブ要素が出なければ買われる ことが多いので、今回のロウズもそのパターンでした。


5. 業界のトレンドと、私が感じたポイント

私自身、資産形成の勉強を始めてから、住宅市場やDIY・リフォーム需要が経済のどんなタイミングで動くのかを見るクセがつきました。今回の決算も、その勉強になる内容がいくつかあります。

● ① リフォーム需要は完全には戻っていない

金利が高止まりしているため、住宅の買い替えが起きづらい状況が続いています。
そのため リフォーム需要もやや控えめ です。

ただ、全く落ち込んでいるというほどでもなく、

などは底堅い印象。

● ② プロ顧客の動きはまだ慎重

建築業者向けの需要は景気に直結します。
ここが回復してくると、ロウズは一気に伸びるはずなので注目ポイントです。

● ③ 私の学び:EPSビートだけでは判断できない

私が投資の勉強を始めた頃は「EPSビートかミスか」だけで判断していました。
でも、ロウズのような企業は 利益率の改善・在庫の圧縮・キャッシュフロー が重要で、売上よりも経営の質が評価されることが多いです。

今回の株価反応を見て、改めてそのことを実感しました。


6. ロウズは投資対象としてどう見える?(私の考察) 

結論を先に言うと、

ロウズは“長期的には買い場を探したい銘柄”という印象です。

理由は以下のとおり。

● ① 住宅市場が完全に戻れば恩恵が大きい

金利が下がって住宅着工が回復すると、
ロウズは決算が一気に良くなるタイプの企業です。

● ② 利益率改善のクセが強い

他社が落ち込んでいるタイミングでも、
しっかり利益を残してくる企業は強いです。

株価が底を打ち始めるタイミングは、
こういう企業からスタートすることが多いですね。

● ③ 個人的に好印象だったポイント

私が今回良いと感じたのは以下の2点。

  • 売上のガイダンスが予想を上振れした
  • EPSが安定している

派手さはないですが、
「堅い銘柄をポートフォリオに1つ入れておきたい」と思わせるタイプです。


最後まで読んでいただきありがとうございます!

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