はじめに
街中や電車の中で、女子高生のカバンにびっしりとぬいぐるみが付いているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか？ 私も最近、駅で「もう売り場にしか見えない…」と思うほどぬいぐるみをつけた女子高生を見かけました。
しかも、大きなぬいぐるみまでぶら下げていて、「邪魔にならないのかな？」と疑問に思ったこともあります。そして、不思議なことに、男子生徒が同じようにしているのはほとんど見かけません。
なぜ、女子高生はこんなにぬいぐるみをつけるのでしょうか？ この記事では、その理由について考察していきます。
目次
1. ぬいぐるみカバンのインパクトがすごい！
最近の女子高生のカバンを見ると、ぬいぐるみやマスコットがびっしりとついていて、まるで雑貨屋の売り場のようになっています。
特に、スクールバッグやリュックの横や前面に、ぎっしりとキーホルダーがぶら下がっている光景は圧巻です。
これは単なるアクセントではなく、「もはやアートでは？」と思うほどの装飾ぶり。小さなぬいぐるみが何十個もついていることも珍しくありません。
2. なぜこんなに大量につけるのか？
では、なぜ女子高生はこんなにぬいぐるみをカバンにつけるのでしょうか？
① 「推し活」の一環
アイドルやアニメキャラクターなど、推し（好きなキャラクターや人物）を応援する文化が根強く、関連グッズを身につけるのが流行しています。カバンにぬいぐるみをつけるのも、その延長と考えられます。
② 友達との「おそろい」
同じキャラクターのぬいぐるみをつけることで、友達同士の仲間意識を高めている場合もあります。「みんなでお揃いにしよう！」と、グループで同じぬいぐるみをつけている光景もよく見かけます。
③ 「かわいい」の追求
ぬいぐるみ自体が可愛いので、「できるだけ多くつけたい！」という気持ちもあるでしょう。可愛いものに囲まれることで気分が上がる、という心理も働いていると思います。
④ SNS映え
InstagramやTikTokでは「#ぬい撮り」というハッシュタグが流行っており、ぬいぐるみと一緒に写真を撮る文化があります。カバンにつけたぬいぐるみも、その一環として「映える」要素になっているのかもしれません。
3. 大きなぬいぐるみ、邪魔にならないの？
ぬいぐるみのサイズがどんどん大きくなっているのも、最近の特徴です。A4サイズのカバンに、ほぼ同じくらいの大きさのぬいぐるみがついていることもあります。
「電車の中とか、邪魔にならないの？」と思う人も多いでしょう。
実際、満員電車でぬいぐるみが人にぶつかっている場面を見たことがありますが、持ち主はあまり気にしていないようでした。むしろ、「これが私のスタイル！」と堂々としている印象を受けました。
また、カバンの上や肩にぬいぐるみを乗せることで、「座席に座ったときにクッション代わりになる」と考えている人もいるようです。
4. 男子生徒がやらないのはなぜ？
不思議なことに、同じようにカバンをデコる男子生徒はほとんど見かけません。なぜでしょうか？
① 文化的な違い
男子生徒の間では、シンプルなデザインのカバンが好まれる傾向にあります。装飾を施すとしても、缶バッジやキーホルダーを少しつける程度で、ぬいぐるみを大量につける文化はあまり根付いていません。
② 「カッコよさ」を意識
一般的に、男子生徒は「クール」な見た目を重視する傾向があります。大きなぬいぐるみをつけることが「かわいい」とは思っても、「自分がやるのはちょっと…」と考える人が多いのかもしれません。
③ 実用性を重視
男子生徒は「カバンは持ち運ぶもの」という意識が強く、装飾よりも機能性を重視する傾向があります。ぬいぐるみをつけるとカバンがかさばったり重くなったりするため、あえてつけないという考え方もあるでしょう。
5. 筆者の考察：ぬいぐるみは女子高生のアイデンティティ？
私は、ぬいぐるみカバンが「女子高生にとってのアイデンティティの表現」になっていると考えています。
・「これが私の好きなもの！」とアピールする手段
・友達との「つながり」を深めるアイテム
・日々のストレスを和らげる「癒し」
こういった要素が組み合わさって、あの「ぬいぐるみだらけのカバン」が生まれているのではないでしょうか？
私自身、学生時代に「流行っているから」という理由でステッカーをたくさん貼り付けたことがありました。今思えば、自分の好みを表現したかったのかもしれません。
時代が変わっても、若者が自分らしさを表現する方法は変わらないものですね。
以上、女子高生がカバンにぬいぐるみを大量につける理由について考察しました。あなたの周りの女子高生も、同じような理由でぬいぐるみをつけているのかもしれませんね！
