FPゴルゴたんの米国株投資

FP資格を持っていても稼げないゴルゴたんが悪戦苦闘しながら米国株投資をして思ったことをゆるくスナイプしていきます。

Twilio($TWLO)の決算どうだった?FY2026年Q2決算を徹底解説!売上高+22%で好調、通期ガイダンスも大幅上方修正



はじめに

 

今回は、クラウド型コミュニケーションAPIを提供するTwilio(トゥイリオ)$TWLOのFY2026年Q2決算を見ていきたいと思います。
Twilioは、企業向けにSMS、音声通話、メール、認証などのコミュニケーション機能をAPIとして提供している会社です。
普段の生活では「Twilio」という名前を聞く機会はあまりないかもしれません。
でも、スマートフォンに届く本人確認コードや、企業から送られてくるSMS、アプリ内の通知など、実はTwilioの技術が裏側で使われているケースがあります。
今回の決算で特に注目したいのは、
EPSが市場予想を上回った
売上高が前年同期比+22.0%
Q3ガイダンスも市場予想を上回った
FY2026の売上高成長率を大幅に引き上げ
営業利益とフリーキャッシュフローの見通しも上方修正
という点です。
単純に「四半期決算が良かった」というだけではありません。
会社側が2026年度の業績見通しをかなり強気に引き上げたことが、今回の決算の大きなポイントだと私は感じました。
それでは、TwilioのFY2026年Q2決算を詳しく見ていきましょう。


目次


Twilio($TWLO)とはどんな会社?
FY2026年Q2決算はどうだった?
Q3ガイダンスと通期見通しをチェック
私が注目したTwilioの成長ポイントと注意点
Twilio株を投資対象として考えるなら?


1. Twilio($TWLO)とはどんな会社?


まずはTwilioがどんな会社なのか、簡単に整理しておきます。
Twilioは、企業向けにクラウド型コミュニケーションサービスを提供している会社です。
代表的なのがAPIを利用したSMSや音声通話、認証などです。
例えば、ネットサービスに新規登録したとき、
「認証コードは123456です」
といったSMSが届くことがありますよね。
こうした仕組みを企業が自社でゼロから構築するのは大変です。
そこでTwilioのAPIを使うことで、比較的簡単にSMS送信や音声通話などの機能をサービスへ組み込むことができます。
つまり、Twilioは一般消費者向けのサービスというより、
「企業と顧客のコミュニケーションを裏側から支えるインフラ」
に近い会社です。
ここがTwilioの面白いところだと私は思っています。
例えば、
SMS
音声通話
認証
メール
顧客データ
マーケティング
カスタマーサービス
などを組み合わせることで、企業が顧客と接点を持つための仕組みを提供しています。
最近はAIの普及によって、企業と顧客のコミュニケーションそのものが変わりつつあります。
チャットボットやAIエージェントが顧客対応を行うようになれば、そのAIと顧客をつなぐ通信インフラも必要になります。
この点は、今後のTwilioを見るうえで重要なポイントだと思います。


2. FY2026年Q2決算はどうだった?


それでは、今回の決算を見ていきましょう。
まず注目したいのがEPSです。
Non-GAAP EPS
今回のNon-GAAP EPSは、
1.47ドル
となりました。
市場予想は1.32ドルだったので、
予想を0.15ドル上回りました。
率にすると、予想を約11%上回っています。
これはかなり良い数字です。
売上高だけが伸びて利益がついてこない会社もありますが、Twilioは今回、利益面でもしっかり市場予想を上回っています。
個人的には、ここはかなり評価したいところです。
売上高は15億ドル
続いて売上高です。
Q2の売上高は、
15.0億ドル
となりました。
市場予想は14.3億ドルだったため、
約7,000万ドル上回りました。
さらに前年同期比では、
+22.0%
の成長です。
売上高成長率が20%を超えてきたことは、今回の決算を評価するうえで非常に重要だと思います。
Twilioは過去に急速な成長を経験した一方、その後は成長率の鈍化が意識される時期もありました。
そのため、現在のTwilioを見るときには、
「利益が増えているか?」
だけではなく、
「売上成長率が再び加速しているのか?」
を見ることが大切です。
今回の+22%という数字は、その意味でもかなり印象的です。
EPSと売上高、両方クリア
今回の決算をシンプルに整理すると、
項目
市場予想
結果
判定
Non-GAAP EPS
$1.32
$1.47
🟢予想超え
売上高
$1.43B
$1.50B
🟢予想超え
売上高成長率
―
+22.0%
🟢好調
となります。
EPS、売上高ともに市場予想を上回っています。
いわゆる**「ダブルビート」**です。
決算を見るとき、私はまずEPSと売上高を確認します。
ただし、それだけではありません。
本当に重要なのは、
「次の四半期以降もこの成長が続くのか?」
というところです。
そこで重要になってくるのがガイダンスです。


3. Q3ガイダンスと通期見通しをチェック


今回のTwilio決算で私が一番注目したのが、実はここです。
会社側はQ3だけでなく、FY2026全体の見通しを大幅に引き上げています。
まずQ3から見ていきましょう。
Q3 EPSガイダンス
Q3のNon-GAAP EPSガイダンスは、
1.42~1.47ドル
です。
中央値は約1.45ドル。
市場予想は1.40ドルだったため、
市場予想を上回っています。
Q2の実績だけが良かったのではなく、Q3についても会社側は強い数字を示しています。
これは投資家にとって安心材料です。
Q3売上高ガイダンス
Q3の売上高ガイダンスは、
15.05~15.15億ドル
中央値は約15.10億ドルです。
市場予想は14.6億ドルなので、
こちらも市場予想を大きく上回っています。
単純計算では、市場予想より約5,000万ドル高い水準です。
さらに、
オーガニック売上高成長率+11~12%
を見込んでいます。
ここで注意したいのが「売上高成長率」と「オーガニック売上高成長率」の違いです。
Twilioのような企業を見る場合、M&Aなどの影響を除いたオーガニック成長も確認しておく必要があります。
会社の本当の成長力を見るには、この数字が非常に重要です。
Q3 Non-GAAP営業利益
Q3のNon-GAAP営業利益は、
2.85~2.95億ドル
を見込んでいます。
中央値は2.90億ドル。
売上高を伸ばしながら営業利益も確保するということで、収益性についても改善が進んでいることが分かります。
私はここもかなり重要だと思っています。
以前の成長企業では、
「売上高を増やすために利益を犠牲にする」
というケースがよくありました。
しかし現在の市場では、
「成長しながら利益も出せる企業」
が評価されやすくなっています。
Twilioもその方向へ進んでいるように見えます。
FY2026通期ガイダンスが大幅上方修正
そして今回、最もインパクトが大きいのがFY2026のガイダンスです。
会社側はFY2026の売上高成長率を、
+18~18.5%
へ引き上げました。
市場予想は約+14.88%だったため、市場予想を大きく上回ります。
しかも、以前のガイダンスは、
+14~15%
でした。
つまり、
+14~15% → +18~18.5%
へ大幅に引き上げています。
これはかなり強いです。
さらにオーガニック売上高成長率も、
+13~13.5%
へ引き上げられました。
旧ガイダンスは、
+9.5~10.5%
でした。
こちらもかなり大きな上方修正です。
利益とキャッシュフローも上方修正
さらに良いのが利益面です。
FY2026のNon-GAAP営業利益は、
11.35~11.55億ドル
を見込んでいます。
旧ガイダンスは、
10.8~11.0億ドル
でした。
つまり、営業利益の見通しも引き上げています。
そしてフリーキャッシュフローも、
11.35~11.55億ドル
を見込んでいます。
旧ガイダンスは、
10.8~11.0億ドル
でした。
ここまで見ると、今回の決算は単なる「売上高が予想を上回った決算」ではありません。
売上高、オーガニック成長、営業利益、フリーキャッシュフローの見通しをまとめて引き上げた決算
と考えることができます。


4. 私が注目したTwilioの成長ポイントと注意点


ここからは、私なりの考察です。
Twilioの今回の決算を見て、私は大きく3つのポイントに注目しました。
① 売上成長率+22%はかなり魅力的
まずはやはり売上高です。
前年同期比+22%。
この数字は素直に評価していいと思います。
特にTwilioのような一定規模まで成長したSaaS・クラウド関連企業で20%を超える成長率を出せるのは魅力的です。
もちろん、
「20%以上成長しているから株価が必ず上がる」
という話ではありません。
株式市場では、すでに高い成長率が株価に織り込まれていることもあります。
ただ、業績そのものを見るなら、
成長率+22%+利益改善
という組み合わせはかなり良いです。
私は決算を見るとき、売上高だけではなく、
「売上高が伸びる」 ↓ 「利益率が改善する」 ↓ 「キャッシュフローが増える」
という流れになっているかを意識しています。
Twilioは現在、この方向へ進んでいるように見えます。
② AI時代にTwilioの役割はどうなる?
次に注目したいのがAIです。
ここは今後のTwilioを考えるうえでかなり重要だと思っています。
最近は生成AI、AIエージェントなどが急速に普及しています。
企業のカスタマーサポートでも、
「人間が電話対応する」
だけではなく、
「AIが顧客と会話する」
という世界が現実になりつつあります。
では、AIが顧客と電話やSMS、メールなどでコミュニケーションするとき、その裏側では何が必要になるでしょうか。
当然、通信インフラが必要になります。
そこでTwilioのサービスが活きてくる可能性があります。
AIそのものを作っている会社ではありませんが、
AIと人間をつなぐコミュニケーションインフラ
としてTwilioが成長できるのであれば、かなり面白いポジションになると思います。
もちろん、これは将来の成長ストーリーなので、現時点で「AIだからTwilioは成長する」と決めつけるのは危険です。
ただ、私はTwilioを見るとき、単なるSMS会社として見るのはもったいないと思っています。
③ 今回の決算で一番評価したいのはガイダンス
そして私が今回一番評価したいのは、
FY2026ガイダンスの大幅上方修正
です。
旧ガイダンスでは売上高成長率+14~15%だったものが、
+18~18.5%
へ引き上げられました。
これだけでもかなり大きな変更です。
さらにオーガニック売上高成長率も、
+9.5~10.5% → +13~13.5%
へ引き上げ。
営業利益も、
10.8~11.0億ドル → 11.35~11.55億ドル
へ。
フリーキャッシュフローも、
10.8~11.0億ドル → 11.35~11.55億ドル
へ引き上げています。
私は投資を始めた頃、決算では「予想を上回ったかどうか」ばかり気にしていました。
でも、いろいろな企業の決算を見るようになると、実はその先のガイダンスがかなり重要だと分かってきます。
今回のTwilioは、
「今回の数字が良かった」だけではなく、「これからも良くなりそう」
というメッセージを会社側が出しているわけです。
ここは非常に好印象です。


5. Twilio株を投資対象として考えるなら?


では、今回の決算を受けてTwilio株をどう考えればいいのでしょうか。
私なら、まず今回の決算だけを見て飛びつくのではなく、
「成長率が今後も維持できるか」
を確認します。
今回のFY2026ガイダンスでは売上高成長率+18~18.5%となっています。
これは非常に魅力的です。
一方で、Twilioには競争があります。
クラウドコミュニケーション市場には複数の企業が存在しており、企業が簡単にサービスを乗り換えられるとは限らないものの、価格競争などが発生する可能性はあります。
また、通信サービスは利用量に左右される部分もあります。
景気が悪化して企業がマーケティングや顧客獲得を抑えれば、Twilioにも影響する可能性があります。
つまり、
成長率が高い=リスクが低い
ということではありません。
それでも今回の決算はかなり好印象
それを踏まえても、私は今回の決算をかなり好意的に見ています。
理由はシンプルです。
EPS:予想超え
Non-GAAP EPSは、
$1.47
で市場予想$1.32を上回りました。
売上高:予想超え
売上高は、
$1.50B
で市場予想$1.43Bを上回りました。
売上成長率:+22%
前年同期比、
+22.0%
という高い成長率です。
Q3ガイダンス:予想超え
Q3売上高は、
$1.505~1.515B
で、市場予想$1.46Bを上回る水準です。
EPSも中央値$1.45で、市場予想$1.40を上回っています。
FY2026ガイダンス:大幅上方修正
さらに通期の売上高成長率は、
+18~18.5%
へ引き上げ。
旧ガイダンスの+14~15%から大きく改善しています。
営業利益とフリーキャッシュフローも、それぞれ11.35~11.55億ドルへ引き上げられました。
ここまで揃うと、かなり強い決算だと思います。
私なら今後ここをチェックします
今後Twilioの決算を見るなら、私は次の5点をチェックしたいです。
① 売上高成長率
20%前後の成長を維持できるのか。
② オーガニック売上高成長率
M&Aなどの影響を除いても、事業そのものが成長しているのか。
③ Non-GAAP営業利益
売上成長だけでなく、利益率も改善しているのか。
④ フリーキャッシュフロー
利益が実際のキャッシュ創出につながっているのか。
⑤ AI関連需要
AIエージェントなどの普及によってTwilioのサービス利用がどの程度伸びるのか。
この5つを追いかけていけば、Twilioの成長が一時的なものなのか、それとも新しい成長フェーズに入ったのかが見えてくると思います。
今回のFY2026年Q2決算を一言で表現するなら、
「予想を上回っただけではなく、会社自身が今後の成長に自信を見せた決算」
だったと私は感じました。
特に、
売上高+22% EPS予想超え Q3ガイダンス予想超え FY2026売上高成長率を+18~18.5%へ上方修正 営業利益・FCFも上方修正
という内容は、かなり見応えがあります。
Twilioは一時期の「高成長だけど利益がついてこない企業」から、徐々に「成長と収益性を両立する企業」へ変わろうとしているように見えます。
もちろん、今後も20%前後の成長を維持できるのか、AIが本当に業績を押し上げるのか、競争環境はどうなるのかなど、確認すべきポイントはあります。
それでも今回の決算を見る限り、私はTwilioを単なる「SMS・通信APIの会社」としてではなく、企業と顧客、そしてAIをつなぐコミュニケーション基盤を提供する会社として、今後も注目していきたいと思います。


ランキングに参加しています。バナーのクリックをお願いいたします!↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

米国会社四季報2026年版春夏号 (週刊東洋経済臨時増刊)