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【2025年度税制改正~その③】知らなきゃ損!特定扶養控除の見直しと“特定親族特別控除”って何?

はじめに

税金や控除の話ってつい後回しにしがちですが、家族のライフステージが変わると、避けて通れないテーマになりますよね。特に、子どもが大学生になってアルバイトを始めたりすると、ふと「このまま扶養に入れていて大丈夫なの?」「収入が増えたら親の税金ってどうなるの?」と気になる家庭も多いのではないでしょうか。

そんな中、2025年度の税制改正特定扶養控除に変更が入り、さらに**新たな控除制度「特定親族特別控除」**も創設されました。これは、子どもがいる世帯にとって、かなり大きな影響を与える内容です。

今回は、この改正についてわかりやすく解説しつつ、子どもがいる家庭にとってどう影響があるのかを掘り下げていきます。


目次

  1. 特定扶養控除ってなに?
  2. 今回の改正ポイントはここだ!
  3. 子どもがバイトで稼ぎすぎると何が起きる?
  4. 親の扶養控除が“いきなりゼロ”じゃなくなった話
  5. でも社会保険には要注意!?
  6. 世帯のリアルな声と私の考察
  7. こんな家庭は特に注意しておきたい!

1. 特定扶養控除ってなに?

まずは基本的なところから。

特定扶養控除」とは、19歳以上23歳未満の子ども(主に大学生など)を扶養している場合に、親の所得税や住民税が軽減される制度です。
通常の扶養控除額は38万円ですが、この年齢の子どもを扶養している場合は63万円の控除
が認められるため、節税効果がかなり大きくなります。

ただし、控除を受けるには子どもの所得が一定額以下であることが条件となっています。


2. 今回の改正ポイントはここだ!

2025年度の税制改正では、特定扶養控除に関して次の3点が大きく変わりました。

① 所得要件が「年58万円以下」に緩和

これまで、扶養控除の対象となるには子どもの所得が48万円以下である必要がありました。
今回の改正では、これが58万円以下に引き上げられました。

給与収入に換算すると、控除が受けられる上限が103万円 → 113万円に拡大されることになります。アルバイト収入が一定額を超えそうな学生にとっては、かなり嬉しい改正です。

② 給与収入160万円まで所得税が非課税に!

給与収入が160万円までは、子ども本人に対しても所得税が課されない仕組みになりました。
これまでは103万円を超えると課税対象になっていたため、バイトを抑えていた学生も多かったと思いますが、より働きやすい環境が整ったと言えます。

③ 「特定親族特別控除」の創設で段階的に控除額が減少

これまでの制度では、子どもの収入が一定額を超えると親の扶養控除がゼロになっていました。
しかし、今回の改正では**逓減制(ていげんせい)**が導入され、収入に応じて控除額が段階的に減少する仕組みになりました。

子の給与収入 扶養控除額(親)
~150万円 63万円(従来通り)
~155万円 61万円
~160万円 51万円
~165万円 41万円

この仕組みにより、急激に税負担が増える“崖”が解消され、親にとってもかなり優しい制度設計になっています。


3. 子どもがバイトで稼ぎすぎると何が起きる?

大学生のいる家庭では、子どもがバイトで頑張って収入が増えることもあるでしょう。でも、そのことで思わぬ税金トラブルに直面することも。

たとえば、以前は子どもが年収103万円を超えた瞬間に扶養控除がゼロになるという、まるで落とし穴のような仕組みがありました。親の税金が一気に数万円以上増えることも珍しくなく、世帯全体に影響を与える問題でした。

今回の改正で、このリスクが大きく緩和されたのは、子どもの自立を応援するうえでも良いことだと思います。


4. 親の扶養控除が“いきなりゼロ”じゃなくなった話

たとえば、大学生の子どもがアルバイトで155万円の給与収入を得た場合。
以前の制度であれば、親は特定扶養控除63万円を全て失うことになります。

しかし今回の改正では、収入が155万円なら控除額は61万円とわずかな減額で済みます。こうした段階的な減額制度は、急激な負担増を避けられるため、子育て世帯にとっては非常にありがたいものです。

税金はちょっとした制度の違いで数万円単位の差になることもあるので、こうした改正内容をしっかり把握しておくことが大切です。


5. でも社会保険には要注意!?

ひとつ注意したいのが、所得税社会保険の扶養要件は別物という点です。

税制上の扶養では、子どもの給与収入が160万円までなら一定の控除を受けられますが、健康保険や年金などの社会保険では「年収130万円未満」が基本的な扶養のラインです。

つまり、税金の扶養には入れていても、社会保険の扶養からは外れてしまうケースがあるということです。

会社の健康保険組合によっては判断基準が異なる場合もあるので、アルバイト収入が増える予定のある子どもを持つ家庭では、事前に確認しておくと安心です。


6. 世帯のリアルな声と私の考察

実際、私の知人家庭では、大学生の子どもがバイトを多めに入れていたところ、年末に慌ててシフトを調整したという話がありました。
「このままだと親の扶養から外れて税金が高くなるらしいよ」と言われ、子ども自身も混乱していたとのことです。

こうした状況はどの家庭でも起こり得ます。子どもが学費や生活費を補うためにアルバイトを頑張る姿を応援したいのに、親の税金が気になってセーブさせるようでは本末転倒。

そういった意味で、今回の税制改正は、家族の在り方を柔軟に支える制度になっていると感じます。


7. こんな家庭は特に注意しておきたい!

最後に、今回の税制改正を知っておくべき家庭を整理しておきます。

  • 大学生の子どもがいる家庭
  • アルバイトやインターン収入が多めな学生がいる世帯
  • 仕送り額を減らすために子が自力で収入を得ている家庭
  • 税金や社会保険の知識があまりないまま扶養を維持している家庭
  • 年末近くに子どものバイト収入が思ったより多くなっている家庭

こうしたご家庭では、年末調整や確定申告の前に一度、子どもの収入や扶養状況を見直してみることをおすすめします。

 

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